25日の東京株式市場で任天堂株が売られ、年初来安値を更新した。前日終値の1万1000円からじりじり値下がりし、午後2時すぎには前日終値比で3.5%下げて370円安の1万610円まで値下がりした。
任天堂は連休明け5月7日に3月期決算発表を予定しているが、250億円の最終赤字となるなど業績悪化の見通しを発表しており、その後も特に好材料がないことから、決算発表を前に売りが先行しているもようだ。
任天堂株は今年1月10日に1万6150円の年初来高値をつけたが、その後は値下がりが続いている。特に4月2日に1万2000円を割り込んでからは、値下がりが続いている。ただ、1万610円まで下げたあとはやや回復に向かっている。
午後の東証1部は、前日終値付近でもみあっている。
この日のゲーム銘柄はまちまち。午後2時すぎの時点では、バンダイナムコHD、スクウェア・エニックスHD、カプコンは値上がりし、グリー、DeNA、コナミは下げている。