NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルなど携帯電話などの事業者6社が24日、スマートフォンで使われる絵文字を5月以降の新製品で共通化を進めると発表した。これまで、絵文字を送っても他社の端末で表示されないケースもあり、意図が伝わりにくいとの不満が寄せられていたが、事業者間ですべての絵文字をすべて共通化する。
対象は米グーグルの基本ソフト「アンドロイド4・4」搭載のスマートフォン(高機能携帯電話)で、各社が5月下旬以降に発売する見込み。
従来、携帯電話事業者は個別に自社の絵文字を他社の似た絵文字に変換することで、一定数の絵文字は表示されているが、類似の絵文字がない場合は「〓」やかなで表示されていた。
6社は各社の絵文字を、世界共通の符号化文字などを定めた文字群「ユニコード」対応させて共通化。どの絵文字も同一または同様の絵文字に必ず置き替わるようになる。その結果、ドコモは252種、KDDIは390種、ソフトバンクは471種だった絵文字が全社698種に増えた。