関西電力系の通信会社、ケイ・オプティコムが、携帯電話大手の半額程度となる格安料金で、通信サービスとセットにしたスマートフォン(高機能携帯電話)を発売することが15日、分かった。既存の携帯会社から回線を借りる「仮想移動体通信事業者」(MVNO)として、携帯電話事業に新規参入する。今年夏にも発売する。
消費税増税などで家計負担も膨らむ中、同社は通信費を少しでも減らしたい消費者らに購入してもらえると判断。自社ブランドで携帯電話事業を展開することにした。近く発表する。
同様の事業は流通大手のイオンなども今月から始めており、異業種の参入が目立っている。
ケイ・オプティコムはスマホに参入することで、関西での固定通信サービスから、通信事業を全国向けに本格展開することになる。今後、回線使用契約や料金体系の詳細を詰める。