ドトール・日レスホールディングスは14日、新規出店を加速し、平成27年2月期の連結営業利益を前期比約18%増の99億円、最終利益は約23%増の47億円とする業績予想を発表した。収益性が高いフルサービスのカフェチェーン「星乃珈琲店」のフランチャイズ展開を本格化、前期末時点の88店から123店に増やす。
主力業態「ドトールコーヒーショップ」の客単価300円台半ばに対し、3年前から郊外中心に展開する「星乃」は900円余り。山内実会長は同日の決算会見で「今期は六本木、銀座といった繁華街や商業施設にも出ていく」と述べた。
今期末のグループ国内店舗数は60店増の1921店と4期ぶりの純増を計画。設備投資に約3割増の91億円を当て、老朽化した「ドトール」の改装も進める。
26年2月期連結決算は売上高5.3%増の1135億円、営業利益17.7%増の84億円で、最終利益は7.7%増の38億円だった。
消費増税後約1週間の動向について、星野正則社長は「ドトールの客数が3~4%減っているが、増税の分客単価も上がっており、想定の範囲内だ」とした。