有名店の弁当、ケータリングの総合モール「ごちクル」を運営するスターフェスティバル(東京都港区)は全国の人気駅弁の販売に乗り出す。第1弾として10~30日までの間、「日本全国 駅弁フェスティバル」を開催。北海道から九州に至るまで、ウェブ上では最大級となる17社・64の商品を取り扱う。この成果を踏まえ、本格的な事業化を検討していく。
届け先は首都圏の1都3県(一部エリアを除く)が対象となる。
ごちクルと同様に東京23区の場合、1万円以上を購入すれば配達無料にするなどの料金体系を導入する。
商品については百貨店の「駅弁大会」などで販売している著名な弁当は取り扱わず、福井の焼きサバ寿しや、鹿児島の地元黒豚を使った焼き肉弁当など、「全国駅弁コンテストなどで上位を占めた商品を中心に選んだ」(ごちクル主宰の濱野亜紀さん)。
全国の駅弁は配送コストや消費期限の問題がからむため、ウェブ上で販売を行うのは難しいという。
このため、まずは期間限定で参入し、効率的な事業展開のあり方を追求する。