2014.4.1 13:40
増税による消費落ち込み対策としてそごう・西武は異例の「春の福袋」を発売した=1日、東京都豊島区の西武池袋本店【拡大】
大手百貨店のそごう・西武は1日、全24店で「春の福袋」を発売した。同日の消費税率引き上げによる消費の落ち込みをカバーするためで、正月以外に福袋を販売するのは初めての取り組みだ。
西武池袋本店(東京都豊島区)では、250種1万個を用意した。午前10時の開店直後、通常同様の客足だったものの、福袋としてはシーズンが異なっていることから、行列ができたり、商品を奪い合うことはなく、静かな様子だった。
紳士服コーナーでは、ワイシャツ3枚が3240円で販売されている福袋が人気を集めた。50代の女性は「以前に購入し、品がよかった。ニュースを見て、(福袋を知って)チャンスだと思って実家に帰る途中に時間を合わせてやってきた」と語り、夫用に半袖のセットと長袖のセットの2袋を買っていった。
このほか、食品コーナーでは、ワイン12本セット(1万円)なども申し込みが相次いだ。