警察庁生活安全局保安課は14日、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則の一部を改正する規則案」に対する意見の募集結果を発表した。
それによると、募集期間中の意見は934件。なお、内訳はパブリックコメント意見提出フォームによるものが466件、電子メールが444件、FAXが6件、郵送が18件だった。
募集した意見に対する警察庁の考え方に関しては、(1)遊技料金に関する基準について(2)賞品の価格の最高限度額に関する基準について(3)その他所要の改正について(4)その他について-の4つに分類して掲載。ちなみに、遊技料金に関する改正案に反対する意見として「あくまでも遊技なので、遊技料金の上限額を引き下げた方がよい」「細かい表示は面倒なので、現行のままとする方がよい」「店の負担を考え、遊技料金の上限額をもっと引き上げるべき」とのコメントを例示。これらに対し「消費税額等の増額分をぱちんこ屋等の客に円滑かつ適切に転嫁するためには、遊技料金の上限額を増額分が反映された額にまで引き上げることが適当である」との考えを示した。
また、賞品価格の最高限度額については「9600円+消費税は分かりづらいため1万円+消費税にしてほしい」「賞品を魅力あるものとするため賞品の最高限度額をもっと引き上げてほしい」などの意見が出た背景で、賞品価格の最高限度に関する基準を提示。パチンコ遊技機の大当たり出玉数の上限が“2400個”であり、これに1個4円を掛けた額である9600円に消費税額などを加えた金額が適当であるとした。(ニュース提供・LOGOS×娯楽産業)