映画館、増税に伴い割引料金100円上げ 主要各社横並び (1/3ページ)

2014.3.21 07:59

 ■主要各社横並び、通常代は据え置き

 毎月1日の特別料金は1100円に値上げ-。4月1日の消費税増税に伴う主要映画館の入場料金改定がほぼまとまった。「大人1800円」など通常料金は現行のまま据え置くが、各種割引料金は100円値上げすることで各社横並びとなった。各社共通の女性料金やシニア料金、各社が独自に設定する特別割引料金とも値上げする。

 東宝、東映、松竹の大手映画会社3社のほか、シネマコンプレックス大手のイオンシネマ、ユナイテッドシネマがそろって実施する。

 他社に先がけて今年1月に基本方針を発表したのは、東宝系シネコンを運営するTOHOシネマズ。鑑賞料金全体で適正な価格転嫁になるよう調整した結果、通常の当日窓口料金の「基本鑑賞料金」は大人1800円、大学生1500円、3歳以上高校生まで1000円を据え置く。

 これに対し、各種割引料金はそろって現在より100円引き上げる。毎月1日の「ファーストデイ」や毎週14日の「TOHOシネマズデイ」、毎週水曜日の「レディスデイ」、曜日制限のない60歳以上向けシニア割引は、いずれも現在の1000円から1100円になる。また火曜日に1300円で鑑賞できる会員価格「シネマイレージデイ」などの割引料金も100円高とする。例外など詳細については、今月中に追加で公表するという。

シニア割引を「60歳以上」から「55歳以上」に変更

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