警察庁生活安全局保安課は7日、「平成25年中における風俗関係事犯の取締状況等について」を発表した。
同資料によると、2013年度のぱちんこ営業所数(許可数)は、前年比256店舗減の1万1893軒。ここ5年間、100店舗台の減少を続けていたが、昨年度は減少数が200店舗台に膨らみ、ついに1万2000軒を割り込んだ。
内訳は、ぱちんこ遊技機設置店(ぱちんこ遊技機と回胴式遊技機・じやん球遊技機など他の遊技機を併設する店舗を含む)が1万873軒(前年比305店舗減)、回胴式遊技機等設置店が1020軒(前年比49店舗増)。
ぱちんこ遊技機設置店が減少を続け1万1000軒を下回る一方、回胴式遊技機等設置店は11年度に減少を見せたものの翌年から右肩上がりを示し、1000軒を超えた。
遊技機設置台数は、総台数が前年比1万9678台増の461万1714台。うち、ぱちんこ遊技機は300万9314台(前年比3万3162台減)、回胴式遊技機は160万2148台(前年比5万2829台増)、じゃん球遊技機などは252台(前年比11台増)。
ここ5年間では、ぱちんこ遊技機が4年連続の減少、回胴式遊技機が5年連続増加を続ける背景で、微増ながら総台数の増加を支えている。
なお、1店舗当たりの遊技機設置台数は、前年比9.8台増の平均387.8台。店舗数が減少して台数が増えた結果、さらに大型化が加速した。