【キングスカイフロント 始動する次世代研究拠点】(4-2) (1/2ページ)

2014.3.14 05:00

試験管をイメージした外観。施設内には太陽熱や空気熱を利用した給湯や太陽光パネル、BEMS(ビルエネルギー管理システム)など環境負荷を低減する設備を導入。川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)で最高ランクを取得している。(撮影・三輪晃久写真研究所)

試験管をイメージした外観。施設内には太陽熱や空気熱を利用した給湯や太陽光パネル、BEMS(ビルエネルギー管理システム)など環境負荷を低減する設備を導入。川崎市建築物環境配慮制度(CASBEE川崎)で最高ランクを取得している。(撮影・三輪晃久写真研究所)【拡大】

  • 施設内のいたるところに打ち合わせスペースを配置。研究者のリフレッシュスペースにもなっている
  • 昨年夏に開催された「キングスカイフロントサイエンスフェスティバル」。楽しみながら科学を学べるコーナーが用意され、子供たちは普段できない実験や工作を楽しんでいた

 ■「LiSE」 産学公民の垣根越え交流

 キングスカイフロントの第2期計画として2013年3月に開所したのが「川崎生命科学・環境研究センター(LiSE)」だ。川崎市健康安全研究所や川崎市環境総合研究所などの公共施設と生命科学・環境分野で先端技術を持つ民間企業が入居し、互いに交流をはかりながら革新的な研究開発に取り組む。

 ◆設備変更など柔軟対応

 「産学公民の垣根を越えた研究者たちの相互交流」を掲げるLiSEは、建設、運営段階から民間企業を活用している。建物の建設と20年間の保有・運営を大成建設に任せ、公民問わずテナントとして入居する方式を採用した。市が運営するよりも民間企業の入居手続きが容易になり、施設運営や設備の変更などに柔軟に対応できるという。また、「建設費の縮減はもとより、建設・維持管理の一体的運用によるコストの削減が図れる」(川崎市)など財政的なメリットも大きい。

 LiSEでは入居者に対して会議室やコミュニケーションスペースを開放し、入居者同士が交流を図りやすい仕掛けを用意する。「会議室や打ち合わせスペースが多くあり、機密情報の多い研究室ではできない外部との打ち合わせがしやすい」と研究者からの反応もいい。さらに1階のカフェは、一般市民の利用も可能になっており、平日の昼時は周辺住民の憩いの場にもなっている。

 「LiSE内だけでなく、キングスカイフロントに参加する研究所や臨海部の周辺企業とも連携したい」と健康安全研究所の岡部信彦所長は話す。キングスカイフロントには実験動物を研究・開発し、医薬品や医療機器開発に役立てる「実験動物中央研究所(実中研)」や分子レベルの極小物質を医療に応用する「ものづくりナノ医療イノベーションセンター(iCON)」など国内でも有数の先端技術を持った施設が集まる。

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