「真の競争が必要」米Tモバイル買収に意欲、ソフトバンク社長

2014.3.12 12:27

 【ワシントン=柿内公輔】訪米中のソフトバンクの孫正義社長は11日、ワシントン市内での講演後に記者団に対し、米携帯電話4位Tモバイルの買収について、「米国に真の競争を持ち込むため、規模の拡大が必要だ」と意欲を示した。ソフトバンクは米同業3位のスプリントを昨年買収したが、一層の規模拡大で上位2社を追撃する構えだ。

 孫社長は米携帯電話業界がベライゾン・ワイヤレスとAT&Tの2強の寡占状態になっているとし、顧客サービスの向上のためにも、第三極の対抗勢力が必要と強調。講演でも、「われわれの技術なら高速通信サービスを低価格で提供できる」と自信をみせた。

 スプリントとTモバイルの統合をめぐっては、連邦通信委員会(FCC)など当局が市場競争が阻害される可能性もあるとして慎重な見方も示しているが、孫社長は「政府との戦いは厳しいが、一歩一歩正面から議論を進めていく」と述べ、当局と協議の場を持ちたいとの意向を示した。

 孫社長は講演に先立ち、一部米メディアの取材に対し、「(Tモバイルの)買収をできればまとめたいが、まだ合意に至っていない。段階を踏む必要がある」と述べ、交渉を進めていることを明らかにした。

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