ソニーは7日、東京・品川の御殿山地区にある旧本社「NSビル」と「4号館」の2棟の建物と土地を、住友不動産に売却すると発表した。売却価格は161億円で、今年4月中の完了をめざす。
今年度の赤字決算を受けたリストラ策の一環。これにより、2014年度の4-6月期(第1四半期)に約100億円の売却益を営業利益として計上する見込み。
御殿山地区はソニー創業の地に当たる。今回の売却で同地区には「ソニー歴史資料館」など一部のビルが残るだけで、ほぼ撤退する形となる。今後はJR品川駅近くに作った現本社ビルなどが拠点となる。