イーベイ 出資で主導的役割
Snapdeal (スナップディール)は、インドで4年前に創業したネット通販マーケットプレイスで、今ではインドで最も人気のあるコマースサイトのひとつに数えられる。
先週、シリーズFラウンドで1億3380万ドル(約135億5900万円)の資金を調達し、これで合わせて3億ドル以上の出資を受けた計算になる。
スナップディールが初めて注目されたとき、通販大手のアマゾンと競売大手のイーベイは、いずれもスナップディールの一部を手にしたいと考えた。
サイト上に2万店
この戦いに勝ったのがイーベイで、昨年の5000万ドルの出資でもイーベイが主導的な役割を果たした。今回の出資により、イーベイのインド通販企業に対する持ち株比率が上昇した。
スナップディールの創業者、クナル・バール氏は全米屈指のビジネススクール、ウォートンスクールを修了後、デロイトやマイクロソフトで働いた。しかしインド出身のバール氏は、その後、米国で働き続けるために必要なビザ更新の抽選に漏れ、帰国を余儀なくされた。