鉄道車両も炭素繊維で軽量化 川重、世界初の「次世代台車」 (1/4ページ)

2014.2.28 06:24

川崎重工業が開発した次世代の鉄道車両台車「efWING」。世界で初めてCFRPを採用した

川崎重工業が開発した次世代の鉄道車両台車「efWING」。世界で初めてCFRPを採用した【拡大】

 川崎重工業が開発した鉄道車両の新型台車「efWING(イーエフウィング)」。世界で初めてというCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用した特殊な構造により、軽量化による省エネ性能の向上に加え、脱線に対する安全性や乗り心地も高めている。川崎重工は鉄道車両を中核事業の1つと位置付けており、「次世代の台車」として国内外で売り込む。

 CFRPは軽くて、強度が高いことが特徴で、航空機の胴体などに使用されている。川崎重工は米ボーイング向け部品などを手がけており、これまでCFRPのノウハウを蓄積してきた。

 鉄道車両の台車を軽量化する場合、従来は一部を薄くするなど形状を変更する手法が一般的だった。今回は素材を見直し、業界で初めてCFRPを採用した。

 通常の台車は鋼製で、メーンフレームである「側(がわ)バリ」と、レールから伝わる振動を抑制する「軸バネ」で構成されている。

台車フレームの重量は従来比で約40%削減できるという

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