日本郵政は14日、2014年3月期連結業績予想について、経常利益を期初予想より900億円多い前期比19.2%減の9900億円、最終利益を700億円多い25.4%減の4200億円に上方修正する、と発表した。経常、最終ともに3年ぶりの減益
傘下のゆうちょ銀行の業績が株高による株式評価損の減少と好調な投信販売を受けて上振れた。
一方、今回初めて開示した13年4~12月期連結決算は、売上高にあたる経常収益が11兆4340億円、経常利益が8358億円、最終利益が3942億円だった。最終利益は、9カ月で期初予想の3500億円を上回った。
事業会社別では、ゆうちょ銀、かんぽ生命保険は減収減益となった。日本郵便は郵便物の総取り扱い物数の減少が続いているものの、単価の高い小口運送サービス「ゆうパック」が好調だった。