マック、復活の切り札は「ファミリー路線」 客離れ止まらず…コンビニも脅威 (1/4ページ)

2014.2.15 08:45

 2期連続の減収減益に苦しむ日本マクドナルドホールディングス。原田泳幸会長の下で「デフレの勝ち組」として業績を伸ばしてきたが、昨年の定番商品値上げ以来、客数がマイナス圏で推移するなど客離れに歯止めがかからない。2014年12月期は「ファミリー路線」にかじを切って既存店売上高の3期ぶりプラスを目指すが「中食需要」を奪い合うコンビニエンスストアも立ちはだかる。「回復には数年単位の改革が必要」(証券アナリスト)とする見方が根強い。

 接客サービス改善

 「中食市場が伸び、マックの優位性がなくなりつつある」。中核事業会社、日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は今月6日、13年12月期連結決算の会見で危機感をにじませた。

 昨年11~12月の既存店客数は前年比10%超のマイナス。通期の客単価を上げたにもかかわらず、売上高は6.2%落とした。昨年8月に社長に就任したばかりのカサノバ氏にとって、日本におけるマクドナルドの課題を突きつけられた格好だ。

季節限定商品の削減と価格改定が裏目に

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