NTT東日本は、インターネット上で経路探索サービスを提供するナビタイムジャパン(東京都港区)と共同で、外国人観光客向けに高速の公衆無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」が使える場所を検索できるサービスを14日に始める。
ナビタイムの英語版探索アプリ「NAVITIME(ナビタイム)」の新機能として無料提供される。店舗にWi-Fiを設置するスターバックスコーヒーなども参加し、当初の検索対象は約4万1000カ所でスタートする。外国人観光客の間ではWi-Fiの使いにくさを指摘する声が多く、ネット接続の利便性を向上させて、不満解消に努める。
NTT東は、自社が提供するWi-Fi接続サービス「光ステーション」の利用を増やして認知度を高め、外国人観光客の誘致に取り組む自治体などへの導入につなげる考え。2020年の東京五輪に向け都内の観光地を中心にWi-Fi整備を進める機運が高まっていることを踏まえ、サービス強化が必要と判断した。