バンダイナムコホールディングスの石川祝男社長は5日、約20の国内アミューズメント施設を3月末までに閉鎖することを明らかにした。昨年末段階で225施設を展開してきたが、郊外型施設を中心に約1割削減する。
自動車を使って楽しむ若者が減少してきたことに加え、4月の消費税増税では業務用ゲーム機を中心に利用者に転嫁しづらく、年間10億円の負担増が想定されている。このため不採算店を閉鎖して、経営効率を上げる。
また同日、2014年3月期連結決算を下方修正した。店舗閉鎖などの処分損が発生するためで、290億円としていた最終利益を255億円に引き下げた。売上高4850億円、営業利益450億円の見通しは据え置いた。