これまでPHS専用に使われていた「070」で始まる電話番号が昨年から携帯電話にも開放されたことにともない、総務省は4日、PHSと携帯電話との間でも番号持ち運び制度(MNP)を解禁すると発表した。実施は10月1日から。
これにより、070で始まるPHS加入者は、そのままの番号でMNP制度を利用し、携帯電話やスマートフォンに機種変更することが可能となる。逆に、「080」「090」の番号の携帯電話ユーザーがそのままの番号でPHSに機種変更することもできるようになる。
総務省によると、今回の解禁はあくまでもMNPによる機種変更時のもので、PHSに新規加入するときは、「070-5」「070-6」で始まる番号に制限される状態が続くとのこと。この逆に携帯電話に新規加入するときも同じ。
総務省によると、この相互MNPが進むことで、携帯電話とPHSとの電話番号の垣根が徐々になくなるとみている。