都心部の再生と回遊性の向上のため、神戸市が平成26年度から次世代型路面電車「LRT(ライト・レール・トランジット)」導入の調査研究を始めることが4日、市への取材で分かった。市は26年度予算案に調査費約800万円を計上する方針だ。昭和46年に全廃されるまで、当時最先端のデザインや技術で「東洋一」と呼ばれた路面電車(神戸市電)が運行していた神戸。LRTが導入されれば、再び路面電車が走る街並みが復活する。
神戸市中心部では、JRや私鉄、市営地下鉄など東西間の交通網は発達しているものの、神戸の玄関口・三宮から南のウオーターフロント方面への南北アクセスがウイークポイントとなっている。