日清食品ホールディングスは4日、「ぼんち揚」などの米菓メーカー、ぼんち(大阪市淀川区)と、業務資本提携したと発表した。ぼんちの既存株主から、議決権割合30%に相当する株式を買い取り、グループ会社にする。
日清は、即席めんだけでなく、菓子事業などの強化を図っている。現在、子会社の日清シスコがビスケットなどを手がけると同時に、ポテトチップスなど「湖池屋」ブランドを展開するフレンテに20%を出資している。
今回、ぼんちとの提携で、東日本のフレンテ、関西圏のぼんちの流通網の相互活用による効率化や、技術面での融合、さらに新興国でも菓子事業強化を図っていく方針だ。出資金額などは非公表。