マルハニチロホールディングスが3日発表した2013年4~12月期連結決算は、最終利益が61億円で、前年同期比38.9%減となった。
子会社のアクリフーズ農薬混入事件に関連し、35億円の特別損失を計上したことが響いた。回収に関する費用は14年1~3月期でさらに10億円発生すると見込んでいる。
ツナなどの国際的な相場価格の上昇や、円安による缶詰、ペットフード向けの原材料調達コストも膨らんでいる。これらに関連し、営業利益ベースで15億~16億円の押し下げ効果となっているという。
通期見通しは1月25日に、売上高を当初比50億円減の8400億円(前期比3.7%増)、営業利益を同35億円減の115億円(同4.1%減)、最終利益が同25億円減の45億円(同17.4%減)と下方修正しており、今回はこれを維持した。