エプソン、眼鏡型ウエアラブル端末を4月発売 現実にAR重ねて表示

2014.1.28 17:31

エプソンが発表したメガネ型情報端末機器「MOVERIO(モベリオ)BT-200」=28日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)

エプソンが発表したメガネ型情報端末機器「MOVERIO(モベリオ)BT-200」=28日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)【拡大】

  • エプソンが発表したメガネ型情報端末「MOVERIO(モベリオ)BT-200」=28日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)
  • エプソンが発表したメガネ型情報端末「MOVERIO(モベリオ)BT-200」。右側レンズに映し出された映像をモベリオをかけた際に大画面で体感できる=28日、東京・大手町(寺河内美奈撮影)

 セイコーエプソンは28日、眼鏡のように装着して使うウエアラブル(装着型)情報端末「モベリオ」の新製品を4月24日に投入すると発表した。拡張現実(AR)技術によって、デジタル映像や情報を現実の風景に重ねて表示できるのが特長。娯楽用から業務用まで、さまざまな用途を想定している。

 重さは約88グラムと、前機種から約60%軽量化。画面は2倍明るくなった。20メートル先に320型相当の大画面が浮かぶなど、視線を遠くにやるほど大きい映像を見ることができる。スマートフォン(高機能携帯電話)など機器間の連携も高めた。

 米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載。専用サイトから、地図やゲームなどのソフトをダウンロードして楽しむこともできる。

 想定価格は6万円台後半。3年間で5万台の販売を計画している。映画などのコンテンツを大画面で楽しんだり、ビデオを見ながら室内トレーニングができる。

 エプソン販売の中野修義販売推進本部長はこの日の発表会で、「AR技術と連動して、眼鏡上で作業指示をみながらハンズフリーで業務できる」と話し、医療や観光、物流などの分野での応用を検討していることを明らかにした。

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