大阪ではウケなかった名門「三越伊勢丹」 目標未達なら撤退も現実味 (3/3ページ)

2014.1.22 11:30

売り場面積を大幅に縮小することが決まったJR大阪三越伊勢丹=21日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)

売り場面積を大幅に縮小することが決まったJR大阪三越伊勢丹=21日午後、大阪市北区(甘利慈撮影)【拡大】

  • JR西日本と三越伊勢丹ホールディングスが立ち上げる新商業施設のイメージ

 日本百貨店協会によると、平成25年の全国百貨店売上高(全店ベース)は16年ぶりに前年実績を上回るなど明るい兆しはあるが、4月の消費税増税が向かい風となるのは必至。厳しい環境で各店が顧客囲い込みで競い合う時期に、JR大阪三越伊勢丹は改装のため戦線を離脱する。

 ルクアと合わせて28年3月期の売上高を計約800億円とする目標を掲げるが、現状から計120億円程度の上積みが必要でハードルは高い。

 運営会社は債務超過にあり、今回の改装で成果が挙がらなければ撤退も現実味を帯びてくる。(中村智隆)

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