名古屋製鉄所、自動車各社への影響懸念 出火で操業全面停止 (1/2ページ)

2014.1.18 06:00

 17日正午頃、新日鉄住金の名古屋製鉄所(愛知県東海市)敷地内にある発電所から出火し、付近一帯に煙が立ち込めた。これを受け、同社は同製鉄所の操業を全面停止した。設備の完全復旧のめどは立っておらず、自動車メーカー向け鋼板の供給に影響する可能性もある。

 同社によると、同製鉄所全体の停電によりコークス炉周辺にガスがたまった状態になったため、そのガスを燃やし放出する燃焼放散の作業を進めていた。火災ではないという。

 同社は「電気設備が復旧すれば再稼働は可能」と説明。「ある程度の在庫は確保しており、取引先に迷惑のかからないよう対応する」としている。

 同製鉄所は1958年に設立され、2012年度の粗鋼生産量は646万トン。同社の製鉄所の中で4番目の規模で、自動車のボディーやホイールなどに使用される鋼板の一大製造拠点として知られている。トヨタ自動車やホンダなど国内の自動車大手8社すべてが同製鉄所の製品を使用している。

「リスク分散するためにマルチソーシングはしており…」

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。