「ネットの世界ではできるだけ早く入っていくことが重要」と語るウェブテックアジアの高木健作社長【拡大】
国内トップクラスの「いいね」数を誇る自社のフェイスブックを集客ツールとし、運営するサイトへと誘導。こうしてページビュー(PV)数を高めたサイトで広告スペースを提供するのは、昨年設立の「Web Tech Asia(ウェブテックアジア)」だ。社長は大阪大学に籍を置く高木健作氏(25)。同社の前身となる「ワナビーズ」時代、フェイスブックの流行をいち早く予想し、関連ビジネスを立ちあげた。高木社長は「ネットの世界は流れがとても早い。できるだけ早く入っていくことが重要だ」と話す。
同社は60の異なるフェイスブックページを持ち、ページ上のアドレスをクリックすると、同社の人気サイトにたどり着く仕組み。サイトは、心理テストやクイズを扱った「クイズ&診断アプリランド」と美容情報をまとめた「ビューティーまとめ」で、今後、おもしろいニュースを集めた「話題のNEWS!」を追加する予定だ。サイトの中身は外部ライターに執筆を依頼している。
収益源は広告料収入で、その価格などにつながるPV数を多く獲得できるサイト作りが必要になる。高木社長が注目しているのが大衆性と楽しさを兼ね備えたコンテンツで、「かわいい動物の画像を扱うコンテンツも考えている」と常にアイデアを求めて、頭をひねっている。