ドコモは今年度営業利益目標を8400億円としているが、ドコモ幹部は「厳しい」とみる。今年度のスマホ販売計画1600万台に対し、昨年9月に発売した米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の在庫不足が長引いたうえ、アンドロイド搭載スマホの冬春モデルも「軒並み在庫を抱えている」(市場調査会社)。
端末販売計画の未達は業績を圧迫する。3社横並びとなったアイフォーン販売の競争激化による販売費用が上積みされた。「新たな“お荷物”は抱えられない」(NTTグループ幹部)ことがタイゼン事業停滞の要因となったのは否めないようだ。