「視聴率」に変化の兆し ツイッター活用「新指標」導入へ (1/3ページ)

2014.1.12 08:37

 録画再生率も試験本格化

 テレビ番組の評価基準として君臨する「視聴率」に、変化の兆しが現れている。調査会社のビデオリサーチ(東京都千代田区)は6月から、米ツイッター社と連携し、ツイッターでのテレビ番組への反応を集計した新たな指標を導入する。録画機器の普及を受けて録画再生率の試験調査も本格化しており、今年は番組をめぐる「数字」の見直しが本格化する年となりそうだ。(三品貴志)

 露出回数も発表

 ビデオリサーチが新たに導入するのは、「ツイッターTV指標」。番組ごとに題名や出演者、せりふといった関連語を抽出し、ツイッターでの投稿数や投稿者数などを集計する。在京キー局の地上波番組すべてを対象にサービスを始める予定だ。

 ツイッターの特徴は、投稿者の「つぶやき」が自動的にフォロワー(読者)らの画面に表示され、情報が拡散していくことにある。このため、サービスではつぶやきの「インプレッション(露出)」回数も発表。インプレッションはツイッター社のみが持つデータで、従来は公表されていなかった。

 米国では、視聴率調査会社のニールセンが同様の集計サービスを昨年10月から始めている。ビデオリサーチは、新指標を番組放送翌日にテレビ局や広告会社などに有料提供し、視聴率と並ぶ広告取引指標にしたい考えだ。将来的には調査対象をBSなどに拡大することや、個別のテレビCM、タレントに関する指標開発も視野に入れている。

新指標は「視聴質」を測定する方法の一つ

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