ホンダは6日、米グーグル社と連携し、同社の基本ソフト(OS)「アンドロイド」を自動車に活用していくと発表した。スマートフォンなどの同OS搭載端末を自動車に接続して連動するほか、同OSを組み込んだ自動車の開発も計画している。年内にも同OSと連携する試作車を披露する予定で、将来的には自動運転車への採用も視野に入れる模様だ。
例えば、クルマの表示画面やマイクを使って、音楽再生やカーナビなどの操作ができるうえ、走行中にネットに接続して欲しい情報を得ることができるようになるという。
グーグルは自動車へのアンドロイド普及を目指す「オープン・オートモーティブ・アライアンス」と呼ぶグループを形成。ホンダのほか、独アウディ、米ゼネラルモーターズ(GM)、韓国の現代自動車なども参加している。
契約は個別で、自動車メーカー間の連携はないとしているが、ホンダは「安全面など必要に応じて協議していきたい」としている。
ホンダは、米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」と連動する自動車を開発してきたが、今後は、グーグルとも連携し、利用の幅を広げていくという。