2014年ヒット商品の登場に期待

2014.1.1 04:00

 安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」で株価が回復し、本格的な景気拡大への期待も高まっている。昨年下期以降は、株高などを背景に高級品や高額なサービスが注目されるようになってきた。2014年もこの流れを維持したいところだが、4月には消費税率の引き上げが控えている。消費者の“節約意識”は依然として強く、財布のひもは簡単には緩みそうにない。

 そこで注目したいのが、シンプルな機能で低価格が特徴の「ジェネリック家電」だ。中堅家電メーカーの商品も、品質は大手メーカー製と遜色なく、コストパフォーマンスを重視する消費者を中心に需要拡大が予想される。

 飲料業界では、昨年から新感覚のホット飲料が話題を呼んでいる。コカ・コーラシステムの温かい炭酸飲料「カナダドライ ホットジンジャーエール」や、キリン・トロピカーナのホットオレンジジュースなど、冬の新定番となりそうな商品が生まれた。合わせて、消費者の健康意識の高まりを背景に市場が拡大している特定保健用食品や栄養機能食品、機能性飲料・菓子については、多様化や多品種化が一層進んできた。日用品・化粧品市場では、“時短”や機能性といった特徴に、「使う楽しさ」などの付加価値を付けた商品が増えている、といった動きもある。今年以降、そうした飲料メーカーや日用品・化粧品各社がどんな商品を市場に投入するのか、今後の展開から目が離せない。

 今年は、2月7日にソチ五輪が、6月にはサッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会が開催される。これら世界的なビッグイベントから波及する経済効果に加え、日本選手の活躍も日本経済に良い影響を及ぼすはずだ。新商品面ではそうした動きや景気動向、企業の努力、トレンドなどを、商品の紹介を通じて浮き彫りにしていく。

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