日本マクドナルドのサラ・カサノバ社長は25日開いた新商品発表会で、低迷が続く業績について「2014年に既存店売上高をプラスへ転換する」との計画を示した。起死回生策として年明けから発売するのは、“古き良き時代の米国”をイメージした期間限定バーガー。今後は新メニュー開発にさらなる経営資源を投入し、女性を中心に客層拡大を図る考えだ。
「アメリカンヴィンテージキャンペーン」第1弾として1月7日に発売するのは、牛肉のパティ2枚を粗びきコショウやステーキソースで味付けした「ダイナー ダブルビーフ」と、揚げた鶏ムネ肉にマスタードとハチミツのソースをかけた「ダイナー ハニーマスタード」(いずれも単品370~410円)。“1950年代の米国の食堂”をイメージした食べごたえを重視したバーガーとした。
その後3月上旬にかけ、70年代と80年代をテーマにした計4商品を投入するほか、チーズソースをかけるポテト「クラシックフライ チーズ」(単品340円~370円)も販売する。
一連の商品は「過去最大級のヒットを収めた『ビッグアメリカ』シリーズを基本に開発した」(カサノバ社長)という。