アクアvsフィット…熾烈な低燃費バトル トヨタ担当者「限界はない」と自信 (1/2ページ)

2013.11.27 06:00

一部改良したトヨタ自動車のアクア。新色でディープアメジストマイカメタリックを追加した(同社提供)

一部改良したトヨタ自動車のアクア。新色でディープアメジストマイカメタリックを追加した(同社提供)【拡大】

 トヨタ自動車は26日、主力の小型ハイブリッド車(HV)「アクア」の燃費性能をガソリン1リットル当たり37.0キロまで高め、12月2日に発売すると発表した。9月に発売したホンダの新型HV「フィット」(36.4キロ)から燃費世界一を奪還し、車名別の国内新車販売台数でも首位の座を取り戻したい考え。

 新型アクアはエンジン内部の摩擦抵抗を減らすなどして効率を高め、燃費性能を従来型の35.4キロから1.6キロ向上させた。

 遮音材を追加して静粛性を高めるなど乗り心地も改善。価格は170万~195万円で従来型より1万円高くなる。

 アクアはHV「プリウス」と並ぶトヨタの主力車種。車名別国内新車販売台数では2012年度通期でトップを獲得した。月間でも9月まで3カ月連続首位を走っていたが、フィットが2年半ぶりに首位に返り咲いた10月の集計では3位まで後退している。トヨタの担当者は「性能を強化してアクアを販売台数1位に戻したい」と意気込む。

購入の決め手となる燃費性能は各社とも譲れない

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