パナソニックとトヨタ自動車の若手社員が集まり電気自動車(EV)の共同開発に乗り出したことが23日、分かった。
今後1、2年で試作車を仕上げる計画だ。先端技術を持ち寄ることになるが、両社はハイブリッド車(HV)に搭載する電池などを通じてすでに密接な関係にある。参加者は量産化も視野に入れている。
パナソニックの若手社員らでつくる社内組織「ワン・パナソニック」がトヨタ側に呼びかけ、今年9月に若手社員同士の交流会を名古屋市で開いたのがきっかけ。トヨタの若手社員が若者向けのEV試作を検討していることが話題になり、パナソニックは得意の電池やセンサー技術などを提供することが決まった。
以降、ワン・パナソニックのメンバーは週に1度、勤務終了後に集まって試作するEVに搭載する技術や製品について協議を続け、12月には大阪市内でトヨタと2回目の交流会を開く。