調査会社ICT総研は12日、新幹線全97駅での「iPhone 5s」の電波状況実測調査結果を発表した。同調査では、KDDI(au)の超高速データ通信「LTE」エリアカバー比率が100%で、下り(受信時)通信速度が最も高速であることが分かった。
調査期間は10月24日から11月5日までで、新幹線全97駅のホームや改札付近、駅前広場の3地点の全291地点で下りと上り(送信時)の通信速度を各3回ずつ測定した。測定にはKDDI、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの「iPhone 5s」を使用し、「RBB TODAY SPEED TEST」アプリで通信速度を計測した。
調査結果によると、新幹線全97駅291地点で最もLTE受信地点数が多かったのはKDDIで、全ての地点で受信可能(カバー率100%)だった。前年の同調査と比べて、受信地点数は2.8倍に拡大した。下り通信速度は23.68Mbpsとなり、唯一20Mbps超えを果たした。