2013.11.1 05:48
コンビニエンスストア大手のローソンは、業界で初めて国産米を使用した海外商品の展開に乗り出す。コシヒカリを使ったおにぎりを31日(日本時間1日)から、米ハワイ州の4店舗で販売する。政府は2020年までに、農林水産物を含めた食品輸出を1兆円規模にまで広げるとしており、コンビニによる販路拡大が成功すれば、コメの生産調整(減反)議論にも影響を及ぼしそうだ。
ハワイの4店で販売するのは店内に設置した機械で製造するおにぎり。すでに昨夏の開店当初から販売され、1店当たり平均150個以上を売り上げる人気商品だが、カリフォルニア産の高級米を使用している。
これを空輸した新潟県産コシヒカリに切り替える。
当面は実験販売の位置づけだが、売れ行きをみながら定番商品にすることを検討する。