31日のジャスダック市場で、ガンホー・オンライン・エンターテイメントの株価が前日に続いて大幅続落している。午後に入り一段安となり、一時2カ月ぶりに6万円を割り込んだ。下げ幅は9%を超え、29日の終値と比べると一時25%超の値下がりとなった。
終盤はやや回復して、31日の終値は3100円安の6万1600円だった。下落率は4.8%。
ガンホーは29日に1-9月期連結決算を発表、「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)の大ヒットなどで、売上高が前年同期比約10倍の1162億円、最終利益も約15倍の426億円となったが、7-9月期の四半期では従来より減速傾向が見られたことから、利益確定売りを進めた保有投資家が集中していることによる。
終値ベースで28日の1700円高の8万800円に対し、29日は1100円安の7万9700円。30日は1万5000円安の6万4700円と18.8%下落した。この日は午前終値で1900円安の6万2100円まで下げたが、午後に急落し、一時6万円を割り込んだ。安値は午後の5万8800円。
ガンホー株の今年の年初来高値は、5月14日につけた16万3300円。