NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイル、イー・アクセスの4社は30日、現在PHS専用に使われている「070」から始まる電話番号をスマートフォン(高機能携帯電話)を含む携帯電話用に、11月1日から利用を開始すると発表した。
11月以降、「070」はPHSと携帯電話の共用になるが、PHS用は「070-5」「070-6」で始まる番号だけにし、「070-1~4」と「070-7~9」で始まる番号は携帯電話用に変更する。
電話番号だけでは区別がつかなくなるため、PHSに電話をかけた場合は、呼び出し音の前に「ププープー」という識別音を鳴らす。
総務省によると、「080」と「090」で始まる携帯電話用番号の組み合わせは1億8000万通りあるが、今年3月末で1万3700万通りが使われており、年内にもなくなる見通し。このため、同省は4月、「070」を携帯電話用に11月に解禁することを決めていた。
また、今回の措置の導入に伴い、携帯電話とPHSの間で電話会社を変えるときも、それまでの電話番号がそのまま使えるようにする。新しい制度は来年10月にもスタートさせる予定。