オリエンタルランドは30日、東京ディズニーランドなどのテーマパーク事業の業績が好調なことを受けて、来期、正社員などを対象に一時金を支払うと明らかにした。同日発表した2014年3月期の連結業績予想に引当金20億円を計上した。
同社の13年9月中間連結決算は売上高が前年同期比22.1%増の2300億円、本業のもうけを示す営業利益が49.6%増の584億円、最終利益も40.8%増の359億円で、いずれも2期連続で過去最高を更新した。記者会見した高橋渉執行役員はベースアップについては「現時点では未定」とした。
東京ディズニーリゾートの開業30周年イベント効果などで上期の入園者数が15.9%増の1535万9000人と過去最高だった。この結果、テーマパーク事業は売上高が21.3%増の1897億円と伸びた。入園者の増加で稼働率が向上したホテル事業の売上高も32.8%増の317億円だった。通期は、好調だった中期決算を反映し、売上高が前期比16.4%増の4603億円、営業利益は31%増の1066億円を見込む。売上高は3期連続、営業利益は6期連続で過去最高を更新する見通し。