ＮＴＴぷらら、学生制作のゲーム、ひかりＴＶで配信

　ＮＴＴぷららは２１日、映像配信サービス「ひかりＴＶ」の事業説明会を開き、ＨＡＬ東京や日本電子専門学校などゲームソフト開発専門学校７校と提携、学生が制作したゲームを同社の配信サービスで提供すると発表した。若手ゲームソフト開発者の早期発掘と優良ソフトの配信により、ゲームコンテンツ事業の活性化を図る。

　同社は６月、テレビ向けゲームサービスとして「ひかりＴＶゲーム」を開始。現在３０タイトル以上のゲームを月額５２５円で提供している。１１月にはスマートフォン（高機能携帯電話）向けも始める予定で、コンテンツ拡充のため、専門学校生らが制作した新しいゲームを、ひかりＴＶ会員が無料で遊べるゲームコンテンツとして提供する。来年１月に配信する。

　人気が出たゲームは、ファンド運営会社「ミュージックセキュリティーズ」と連携。ひかりＴＶ会員などに出資を募り、資金が調達でき次第、開発者は続編など次回作の制作に乗り出す。出資者は作品の売り上げに応じて配当を受ける。

　この仕組みを将来的には映像や音楽制作にも導入し、コンテンツを拡充する。