結婚情報誌「ゼクシィ」を製作するリクルートマーケティングパートナーズは17日、結婚式の傾向をまとめた「結婚トレンド調査2013」を発表した。招待客1人あたりにかける料理と飲み物の費用が過去最高となるなど、新郎新婦が招待客を「おもてなし」する傾向が鮮明になった。
同社は2012年4月から13年3月に挙式した7009人に調査を実施。招待客1人あたりの料理と飲み物の平均費用は前年度比100円増の1万7700円で、この項目を調査し始めた07年度から1100円増え過去最高だった。高齢の招待客やアレルギーに配慮し、食材にこだわる人が増えた結果という。
また、結婚式や披露宴・パーティにかける費用の平均総額は340万4千円(同3400円減)で08年(317万4千円)と比較すると高い水準を維持。12年4~12月は費用総額が減少傾向にあったが、今年に入り増加に転じているという。
ゼクシィの伊藤綾・統括編集長は「景況感への期待から(結婚式での)消費は強く、このままの景況感が続けば結婚費用も高水準が続く」と分析した。