努力で品質高めた「トアルコ トラジャ」 秘境で生産するワケ (1/4ページ)

2013.10.5 12:00

割れていないか、変色はないか。一粒ずつチェックする=6月、インドネシア・トラジャ

割れていないか、変色はないか。一粒ずつチェックする=6月、インドネシア・トラジャ【拡大】

 コーヒー卸大手のキーコーヒーが販売する「トアルコ トラジャ」ブランドのコーヒーが発売から35年を迎えた。国内で「ブルーマウンテン」などと並ぶ高級コーヒーとしての地位を確立。インドネシア・スラウェシ島という熱帯の秘境で同社が農園開拓から手がけ、品質を高めるために惜しまず投入してきた努力の成果だ。

 トアルコトラジャを生産しているのは、インドネシアの中央に位置するスラウェシ島南スラウェシ州南部マカッサル市の空港から車で北に約10時間のトラジャ県。同県中心市街地ランテパオから四輪駆動車で山岳地帯を約2時間、道なき道を登ったところにあるのが、キーコーヒーと現地企業との合弁会社トアルコ・ジャヤ(ジャカルタ)が運営する「パダマラン農場」だ。

 「かなり揺れます。車が横倒しになったこともある」。トアルコ・ジャヤの中野正崇副社長がそう話す通り、農園までの道は50センチ以上の深さはあろうかというわだちもある悪路。たどり着くのも大変な“秘境”で生産する理由は、同地が高品質なアラビカ種とよばれる品種の生産に最適なためという。

いつしか“幻のコーヒー”となった豆を再び本格的に生産しようと…

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