DVDなどレンタル大手「TSUTAYA」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブは5日から、レンタルや書籍購入に対して付与するTポイントサービスを見直す。新サービスは「TSUTAYAランクアップサービス」(ツタランク)といい、店舗の利用頻度が高い人は多くのポイントがもらえ、逆の場合は少なくなる。
高い頻度での利用者には還元を増やすことで、顧客の抱え込みを強化する。今回のポイント率の変更は、TSUTAYA単独の実施で、他のTポイント採用企業については、適用されないという。
「ツタランク」は前月1カ月間の利用日数に応じてTポイントの貯まり方が変わる仕組み。1カ月間の利用日数が5日以上は「ゴールドランク」、3~4日は「シルバーランク」、2日以下は「ブロンズランク」となる。「ゴールドランク」利用者は翌月のTポイントが3倍貯まる(利用金額200円あたり3ポイント)。「シルバーランク」は2倍で、これが従来のポイント率に相当する。「ブロンズランク」は通常の1ポイントを付与する。
同社によると、T会員を対象に今年7月に行ったアンケートで8割以上が利用状況に応じたサービスを希望していたという。