【ネットろんだん】
先週クライマックスを迎えたTBS系ドラマ「半沢直樹」とNHK連続テレビ小説「あまちゃん」が、ネットでも話題の的になっている。両作のヒットには、ブームを拡散・加速させるネットの特性が効果的に現れた。「テレビ離れ」の象徴ともされたネットをテレビの話題が席巻したことは、両者の関係を見つめ直すきっかけにもなっているようだ。
「半沢直樹」の最終回が放送された22日夜。ツイッターに投稿された1枚の写真が注目され、すぐさま拡散、ネット上をにぎわした。映っていたのは、香川照之さん演じる「大和田常務」の顔、顔、顔…。
場所は、ある温泉施設の休憩所。数十台のリクライニングシートと一体化したテレビの大半が「半沢直樹」の一場面。大和田常務は、堺雅人さん演じる半沢の仇敵(きゅうてき)だ。ツイッターでは「この銭湯では視聴率90%超えてるな」などと話題になり、半沢ブームへの驚きが改めて広がった。