「8K」テレビ実用化、五輪で技術披露 総務相が強調

2013.9.11 06:00

 新藤義孝総務相は10日、閣議後の記者会見で、2020年のオリンピック開催地が東京に決定したことについて、「極めて喜ばしいこと。7年後に大きな目標ができた」と述べ、歓迎の意向を示した。総務省は14年にフルハイビジョン(HD)の約4倍の画素数の高精細テレビ「4K」、16年に同16倍の「8K」の試験放送をそれぞれ始める計画。

 総務相は「世界に通用する日本の技術力を知ってもらう」と強調。「前倒しして実用化を目指してきた8Kは20年には普及させる」と述べ、東京オリンピックに向けて日本の高精細テレビの技術力をアピールすべきだとした。

 また、「通信基盤が重要」とし、東京オリンピック開催に向けた高速大容量通信網の整備が不可欠との考えを示した。

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