サントリー食品インターナショナルが、缶コーヒー「BOSS(ボス)」シリーズで、“ボス史上もっとも香る”と銘打つ新商品「ボス グランアロマ -香るボス-」を8月20日に発売した。自慢の「香り」の秘密は、収穫したコーヒーの実から不要な部分を除き、コーヒーの生豆を取り出す加工工程に、なんとシャンパン酵母による発酵を導入するという新発想だ。「やってみなはれ」という言葉で知られるサントリーグループの創業以来の挑戦の精神が、缶コーヒーの常識を変えた。
グランアロマの開発プロジェクトが立ち上がったのは平成13年。当時、順調に売り上げを伸ばしていたボスの一段の強化に向けて「他社がつくれないオリジナルのコーヒー技術の開発」を目指したのが出発だった。
開発の方向性のヒントとなったのは、ボスの生みの親として長年、コーヒー開発に携わってきた高橋賢蔵氏(現国際事業部副事業部長)のある思い出だ。