トヨタホーム、パナホーム、ミサワホームの住宅メーカー3社は4日、千葉県浦安市で、3社で初めてとなるスマートハウスの分譲地「スマートタウン」を共同展開すると発表した。同市で大規模な宅地分譲は東日本大震災後初めて。住宅3社は震災による液状化被害で住宅地としての人気が一時下がった同市のブランド力を再び高めることで、復旧・復興に貢献する。
分譲地「THE ISLES(ジ・アイルズ)」は、都市再生機構(UR)から震災前に取得した同市日の出地区の4街区(約12ヘクタール)を宅地開発し約517戸の戸建て住宅を分譲する計画。
第1弾の51街区(約3ヘクタール)は太陽光発電を標準装備し、自宅内の電力制御などエネルギーの「見える化」が可能なスマートハウス130戸を建て、11月から分譲販売を行う。戸建て住宅の中心価格帯は7000万円台で高級住宅街になる見通しだ。