コクヨ自慢のチューター制度 ユニーク製品を生み出し続ける原動力 (1/4ページ)

2013.8.28 06:00

コクヨが森林保全活動を実施する「結の森」(高知県)で記念碑を立てた若手社員。表情にはやる気がみなぎっている(同社提供)

コクヨが森林保全活動を実施する「結の森」(高知県)で記念碑を立てた若手社員。表情にはやる気がみなぎっている(同社提供)【拡大】

  • コクヨが森林保全活動を実施する「結の森」(高知県)で栗の木を植える若手社員(同社提供)

 文具市場は成熟し、新たな製品が生まれにくいとされる。そんな中、創業から100年を超えた今も、針なしホチキス「ハリナックス」などユニーク製品を生み出し続けているのがコクヨだ。コクヨでは、新入社員に先輩社員が3年間もチューター(指導者)として付き、「一人前」に育て上げる制度がある。新入社員に指導係が付くのは珍しくないが、マンツーマンで長期指導に当たるのは異例。過保護にもみえるが、チューターは徹底して、新入社員に自分で考える力を身につけさせる。その成果は…。

 3年でようやく「一人前」

 7月下旬、高知県四万十町。コクヨが森林保全活動を実施する「結(ゆい)の森」に若手社員十数人の姿があった。彼らは1泊2日の行程で四万十川の水質調査や、クリの木の植樹などに汗を流し、地元の自治体関係者や高校生と交流を深めた。

 彼らは平成22年4月に入社した社員。3年間の育成期間を経て、経営信条の暗記、論理的思考や経営上の知識を問う筆記試験など11の基準をクリアし、晴れて「一人前」と認められた。その“ご褒美”として、会社が体験ツアーを実施したのだ。

先輩社員が3年間、マンツーマンで新入社員に付く

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