インフル検出を感度100倍、短時間に NEDOと産総研が小型センサー開発 (1/2ページ)

2013.8.22 06:00

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と産業技術総合研究所(AIST)は21日、インフルエンザウイルスを従来法より10~100倍程度高感度に、短時間で検出できる小型センサーを開発したと発表した。

 従来のA型やB型のウイルスだけでなく、鳥インフルエンザ(H5N1)も識別可能。実用化されれば、ウイルス濃度が低い潜伏期間中にも診断可能となり、治療薬投与までの時間を短縮できる。

 NEDOの産業技術研究助成事業(若手研究グラント)として、AIST電子光技術研究部門が開発した。新開発した「導波モードセンサ」は、検出対象を捕獲する抗体や化学物質を固定した検出チップに白色LED光を当て、光の強度変化などを測定する。

 インフルエンザウイルスを検出する場合、チップの表面にウイルス抗体を固定。試料中のウイルスは抗体と結合してチップ表面状況が変わり、波長によって反射率も変化するため、ウイルスの有無や含有量も分かるという。

1ミリリットルの液体中のウイルス数が100分の1でも検出できた

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!