ソニーが1日発表した2013年4~6月期連結決算は、売上高が前年同期比13.0%増の1兆7127億円、本業のもうけを示す営業利益は5.8倍の363億円と、大幅な増収増益となった。スマートフォン(高機能携帯電話)の新製品の販売が伸びたことに加え、テレビ事業の収益が改善したことが貢献した。
テレビ事業の営業損益は10年4~6月期以来の黒字に転換した。また、スマホ事業はNTTドコモがソニー製を集中的に販売する「ツートップ戦略」の恩恵を受けた。
14年3月期は売上高が前期比16.2%増の7兆9000億円へと、5月時点の見通し(7兆5000億円)から引き上げた。