「MRJ」初飛行、来春以降に延期 部品調達遅れ、受注競争で苦戦 (1/2ページ)

2013.7.26 07:00

 年内に予定されていた国産初の小型ジェット旅客機「MRJ」(三菱リージョナルジェット)の初飛行が、再び遅れる可能性が強まった。生産を担当する三菱重工業と、子会社で開発元の三菱航空機が、初飛行を来春以降に延期することを含めたスケジュール変更を検討していることが25日明らかになったためだ。

 今回の初飛行のスケジュール変更は、部品の調達などが遅れているためとみられる。2015年度に予定されている航空機の引き渡しは計画通り進める方針。

 MRJの計画をめぐっては、すでに2度にわたってスケジュール変更を余儀なくされており、今後の受注競争への影響を懸念する向きもある。

 三菱重工は08年3月、MRJの事業化を決めた。当初は13年の引き渡しを計画していたが、09年に主翼の素材の変更などを理由に納入時期を14年に遅らせた。12年4月にも納入時期を15年度の半ばから後半に変更した経緯がある。

中国などの新興国の航空機メーカーが台頭して競争は激化

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